西渕光昭教授 回顧録
聞き手:中口義次(石川県立大学生物資源環境学部准教授)
幼少期の釣りを通して芽生えた科学する心を、さまざまな学問分野での多彩な経験によって発展させてこられた西渕光昭教授。実験室でのラボワークと東南アジアを中心とするフィールドワークをクロスオーバーさせた独自の研究手法を確立され2011年に日本熱帯医学会賞を受賞、その国際的貢献に対して2016年にはプリンス・オブ・ソンクラ大学名誉博士号、2018年にはCEFAS名誉研究員の称号を授与された。教授のこれまでの発展を支えてきたのは、スポーツなどの諸活動を通して培われた頑強な心身と人々との活発な交流であった。