松岡佐知さんインタビュー
(専門:医療人類学、人類生態学、南アジア地域研究)
南インドには、現代医学に加えて伝統的なアーユルヴェーダ、西洋由来のホメオパシーなど様々な医療があり、人々は病とともに生きる中で多様な選択を行っています。
松岡さんは大学卒業後、病院の薬剤師から国際保健現場での活動をへて、南インドの伝統的治療師に弟子入りし、これまで接してきたものとは異なる多元的な医療の現場を目の当たりにしました。慢性疾患が増え、公助が逼迫する現代において、人の生死に寄り添う医療はどのようにありうるのか、フィールドでの体験に根ざした探究についてお話しいただきました。