
環境共生研究部門・准教授
博士(情報学、関西大学)
専門は空間情報学
2025年12月に着任しました、樫山です。関西大学大学院で学位を取得した後、関西大学、立命館大学、東京大学、大阪経済大学の研究室で、研究や教育に携わってきました。このたび、ご縁があり、本学に異動することになりました。
専門は情報学です。これまで、コンピュータの基本的な仕組みであるOSやコンパイラといった計算機科学と呼ばれる基礎的な分野から、ビッグデータを使って社会の現状を分析したり、モデルを作ったりする応用的な分野まで、幅広い研究に取り組んできました。
近年は、人の移動データに注目した応用的な研究を行っており、道路や鉄道、建物、土地の使われ方、災害やイベントなどの都市空間に関わるさまざまな情報が人の動きにどのように関係しているのかを明らかにすることを主な目的としています。
特に、AI分野で広く用いられている機械学習を活用し、人の移動行動を再現するモデルの構築に関心を持っています。これにより、都市空間と人の行動との関係性を定量化するとともに、仮想空間上での人の動きをシミュレーションすることを可能とし、災害支援や都市開発への貢献を目指しています。

これまでの研究活動では、主に日本国内のデータを用いた分析に取り組んできましたが、ミャンマーやインドネシアなどの東南アジア地域を対象とした研究活動を行った経験もあります。そうした研究のなかで、それらの国々の研究者と意見交換を行う機会を得ることができ、現地の状況を踏まえた調査や分析を行った経験は現在も強く印象に残っています。
着任してまだ2か月ほどですが、CSEASのメンバーの方々とお話する機会やセミナーへの参加を通じて、私がこれまで専門としてきた領域の知見が、東南アジア地域研究にも十分に貢献できることを強く感じました。CSEASの一員となる機会を得たことへの感謝を忘れることなく、東南アジア地域研究のさらなる発展に貢献できるよう、身を引き締めて新たな研究活動にも取り組んでいきます。

