CSEAS Newsletter – ページ 4

ニューズレター  

 

音から生物の謎に挑む:小さなケセラセラを積み重ねて

木村里子准教授インタビュー
イルカなどの小型鯨類を対象とし、行動学、生態学、生物音響学に関する研究に取り組んでいます。海や川などの水圏に棲む生物たちについては、行動や生態がまだまだ謎に包まれています。……

研究のフロンティアを探し求めて:
人と自然と社会の共生

河野泰之教授 退職記念インタビュー
聞き手:富田晋介(名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授)、甲山治(京都大学東南アジア地域研究研究所教授)、司会:木村里子(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)

パッケージ食品、パッケージ化された生活:フィリピン・マニラのスラムにおける企業ブランド食品

エリベルト・ルイズ・タフォヤ(政治経済学) 本稿では、フィリピンをはじめとする東南アジアやグローバル・サウス諸国のスラム[1]を研究対象とする人々、あるいはそこで社会活動を行う人々、自治体関係者・政策担当者やその他のアク…

戦禍を生き抜く学術活動:図書室資料から見るカンボジア内戦期CEDORECKの活動

吉田 篤史(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
カンボジア内戦とCEDORECK
CEDORECKは、フランスの大学で学んでいたカンボジア人青年労働者や知識人によって設立された。……

リヴァイアサンのいない場所:ある死を通して認識のギャップを問う〈ダバオ滞在記1〉

土屋 喜生(東南アジア地域研究、近現代史)
アテネオ・デ・ダバオ大学が休暇に入った10月30日、カガヤン・デ・オロのプエルトに住む義理の家族から「甥が刺殺された」というニュースが届きました。急遽、私はダバオから……