インタビュー – CSEAS Newsletter

インタビュー

国境の中心性、境界地域の世界性

パトリシオ・アビナーレス教授インタビュー
権威主義の日常的な形態について研究しています。それは15年にわたるフェルディナンド・マルコス大統領の独裁政権下で、フィリピン大学(UP)内でも常態化していました。私がこのテーマに関心をもつようになったのは、急進的政治学の聖域という表向きの……

資料を求めて世界を歩む:地域研究の未来に向けた共同研究

貴志俊彦教授 インタビュー
聞き手:菊池泰平(京都大学東南アジア地域研究研究所 機関研究員)
京大に異動してきてから15年目を迎えます。その間、多彩な人と多様な資料に出会い、そのことで研究の対象や方法論が広がっていきました。……

生命の暗号的足跡:地域ゲノミクスによる生物間の遭遇の解読

オフィンニ ユディルさんインタビュー
甘やかされて育った子供時代、眼科医である母は私の健康を特に気にかけていました。例えば、夜間に公園の近くで遊べばデング熱を媒介する蚊に刺される恐れがあることや、……

インドネシアで雨の特性を理解する:人々との信頼関係を育み、水文気象データの活用を考える

小川まり子さんインタビュー
高校生や大学生の頃に山に登っており、山での急な天候の変化を体感しました。命に関わることですので、常に天候に意識が向いていた気がします。……

公衆衛生を問い直す:インドネシアのハーム・リダクション運動から見えてくること

山田千佳さんインタビュー
私はインドネシアで、ハーム・リダクションと呼ばれる運動について学んでいます。ハーム・リダクションとは?と考えること自体が課題の一つでもありますが、簡潔に言えば、薬物使用を禁止や削減することなく、……

音から生物の謎に挑む:小さなケセラセラを積み重ねて

木村里子准教授インタビュー
イルカなどの小型鯨類を対象とし、行動学、生態学、生物音響学に関する研究に取り組んでいます。海や川などの水圏に棲む生物たちについては、行動や生態がまだまだ謎に包まれています。……

研究のフロンティアを探し求めて:
人と自然と社会の共生

河野泰之教授 退職記念インタビュー
聞き手:富田晋介(名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授)、甲山治(京都大学東南アジア地域研究研究所教授)、司会:木村里子(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)